食べること祈ること

先日、『包丁初め俎板開き』の

招待状が届き
奉納儀式に参加させていただきました。由緒ある神社の祭神の御前にて  世界平和、皇室及び国家の繁栄、日本料理界の発展、皆々様のご健康ご多幸を祈念して執り行われました。  招待状が届いてすごく光栄とともになぜ招待していただけるのか私の頭には？？？ ですが実際に目の前で『事始め儀式』を拝見できる機会はとても貴重な有難い体験でした。  １ｍ弱の長方形の俎板の上で 白紙を手ではなく包丁のみで綺麗に折り  長い包丁を右と左に持ち 空間に何か結界をはるような動きがあり  俎板の上ではまるで生きているかのように大きな鯉が畝って見えて 包丁使いの美しさに魅了されました。  古来より宮中「清涼殿」において天皇の御前にて伝承されてきた「生物に感謝と供養」を奉げる儀式。  地球・宇宙、そしてそこに生かされている私たち。  不思議な宇宙感。繋がっている私たち。  食べることは母なる大地のエネルギーを 
体の中に取り込み活かされること。  もっと「食」のことに関心を持って今、日本に起きていることを 知らないといけないと感じました。  そしてそれは世界平和・国家安寧へと  繋がっていくんだなと思いました。

（四條中納言山陰嫡流四條司家第４１代四條隆彦様と写真撮影）